仕事は締め切りギリギリまで手を付けられない…サボリ癖から抜け出す方法

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の中には数学や物理などさまざまな法則が存在する。どれも歴史上の賢人や科学者たちが現代の我々に残してくれた“普遍的なルール”で、それは科学の分野にとどまらない。経済活動も人の行動も、世界はすべて“一定の法則”のもとに動いているのだ。

 今回は、仕事を効率よく処理する法則を紹介。世界を支配する“ルール”を知れば、最小の努力で最大の成果が得られるはずだ。

ビジネスの法則

人はサボり癖のある生き物だった

 スケジュールには余裕があったはずなのに、ほとんど手をつけず、締め切り直前になって慌ててしまう……。好きな仕事は自分から取り組むが、イヤな仕事はどうしても後回しにしてしまうもの。迫りくる締め切りを前に、毎回毎回、「こんなはずじゃなかったのに」「また今回も」と頭を抱えたことがある人は多いはず。実はイギリスの政治学者、シリル・ノースコート・パーキンソンが「人は、イヤな仕事は後回しにしてしまう」という「パーキンソンの法則」を発表している。ビジネス書作家の水野俊哉氏に聞いた。

パーキンソンの法則

パーキンソンの法則

「彼は『仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する』と語りました。本来は1日で終わる作業も、締め切りに余裕があるとつい先延ばしにしてしまう。人間は締め切りを設定されると、ギリギリまで手をつけない傾向があるのです。イヤな仕事であればなおさら。また、イギリスの経済学者、マーク・フォスターが発表した『マニャーナの法則』によると、『人は、明日できることは今日やらない』という性質があります」

 そして残念なことに、「認知科学者のダグラス・ホフスタッターは、『どんな仕事も完成には予想以上の時間がかかる』という法則を残しています。人は楽観的に見積もりやすく、取り掛かりが遅くなりがちなため」と水野氏は指摘する。

「さらに、経営コンサルタントのリタ・エメットは、『仕事を先延ばしにすることは、片づけることより倍の時間とエネルギーを要する』という『エメットの法則』を提唱。これは、事態が余計に困難になっていたり、全容を把握するのに時間がかかったり、何かと余計な負担が増えてしまうためと考えられます。仕事や試験のリポートなど、いずれやらなければならないことは先延ばしせず、すぐにやったほうがいいのです」

エメットの法則

エメットの法則

 では、これらの法則から抜け出し、仕事を効率的に片づけるにはどうしたらいいか。

「やるべきことに優先順位をつけることです。タスクの量が多すぎると人はモチベーションが下がってしまうので、“今日やること”“明日やること”を明確に分け、そのリストを消化する習慣をつけると効率が上がります。習慣化することで、イヤだと思っていた仕事も機械的にこなすことができるようになります。締め切りを早めに設定し、『この日までにやる』と“宣言”するのも効果的です」(水野氏)

★法則の活用術…イヤな仕事ほど先に片づけるほうが効率的

― 仕事を効率よく処理する法則 ―

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